昨日九日は拝殿正面の大注連縄を始めとした境内各所の注連縄奉納が執り行われました。
当日は積もりはしないまでも雪の降りしきる生憎の悪天候で、時には吹雪きの中、また凍える程の寒さの中、総勢40名超の氏子・崇敬者の皆様に御参集いただき、お陰様をもちまして本年も立派な注連縄を奉納することが出来ました。
関係各位の皆様には厳しい天候の中にも拘らずのご尽力を賜りまして、誠に有難うございます。
皆様方のご健康とご多幸を心よりご祈念申し上げます。
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………………さて……、片付けも終わって一息ついたところで出来栄えを見返してみたところ、なんと注連縄が右綯いになっているではありませんか……。
普段使いの右綯いの縄と区別するために、神様の御神域を示す注連縄はその逆の左綯いを奉納するべきとのことで、例年は左綯いで奉納してまいりましたが、昨年までの注連縄の写真と見比べてみても間違いありません。例年左綯いだったものが今年は右綯いになっております……。
作業中はみんなバタバタしていて気付かなかったようです。
私も年に一度だけ注連縄を取り外す日ということもありまして、普段注連縄で隠れてしまっている龍の彫り物や向拝の清掃に追われておりまして、注連縄奉製の方にあまり注意が行き届いておりませんでした……。
何度でも気づく機会があったはずなのですが、あんまりにも目の前のことに必死過ぎて状況を把握することが出来ておりませんでした。情けない……。
しかし注連縄保存会の会長さんとも相談しましたが、今更この規模の注連縄をかけ替えるというわけにもいきませんので、今年はこの珍しい右綯いの注連縄をかけ続けることになりました。
まぁ色々調べてみましたが、厳密には左綯いが正しくて右綯いが間違いというわけではなく、地域々々、神社々々によって違いがあるそうです。
右綯いの注連縄の例というのも案外多くあるそうですので、全くの間違いということではないようです。
右綯いになっていることに気づきまして、早速御神前でお断りの御祈祷をさせていただきました。
この失敗を無駄にしないように、来年はもっと素晴らしい注連縄が奉納したいと思います。
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