去る四月二十二日、暖かな春の日差しの中、年賀祭が斎行されました。
氏子中の卒寿・米寿・傘寿・喜寿・古稀・還暦の祝いの歳をお迎えになられた方々にお参りいただき、皆様がこれからも益々健やかに心楽しくお祝いの歳を重ねていかれますよう、ご祈念申し上げました。
直会会場となった参集殿には、大休の伊藤静子様の作による様々な手芸作品が展示され、皆様の目を楽しませていただきました。
華やかなもの、可愛らしいもの、素晴らしい作品ばかりでご参拝の皆様に大変好評でした。誠にありがとうございました。
〒756-0005山口県山陽小野田市大字有帆1377-2
本日は田道御幸祭(でんどうみゆきさい)が斎行されました。
元来は稲作の天敵である病害虫の被害が無いことを祈る「虫送り」の神事ですが、現代ではそこから「五穀豊穣と地域の発展・安寧」を祈願するお祭りとなっております。
大神様の御分霊を奉載した御神輿が氏子内各地区を巡り、各地のお社や祈願所にて神事を行います。
また、この神事の際に御神輿の下をくぐることによってその夏の「無病息災」の御利益が得られると信仰されており、今年も多くの氏子さんが御神輿の下をくぐられました。
明け方まで酷く降った雨も御祭礼開始時には止み、無事目出度くお祭りが執り行えました。
朝早くからご協力いただきました役員・総代の皆様をはじめ各地の氏子・崇敬者の皆様、誠にありがとうございました。
去る五月十日は別府八幡宮の春季大祭が斎行され、御神幸先の有帆公民館近くの御旅所前では恒例の有帆市が開かれました。
夏野菜の苗市や露店などが公民館と体育館の周囲に開かれ、これ以上ない絶好の天気も相まって大いに賑わいました。
天気が良すぎて暑いくらいでして直射日光もガンガンと照り付け、まるで夏場のようでありました。
ご存知の方も多いと思いますが、私は頭皮を直射日光から防御する機能が一般人より乏しいものですから、大変です。
有帆市では今年は初の試みとして、有帆の子供会の皆さんのご尽力により、総勢約50名もの子供達によるみこしの渡御が行われました。
子供達が元気におみこしを担ぐ姿を見ていると自然と周囲も元気になっていきますね。
私も先日から喉を痛めて体調不良でして、お祭りを一日耐えられるのか正直言いまして不安でしたが、子供達に元気を貰ったお蔭でなんとか無事お務めが出来ました。
みこしを担ぐ子供達の周囲には、その親御さんやご家族をはじめて老若男女を問わず地域の住民のみなさんが大勢笑顔で集まって盛り上がっておられまして、幸せな気持ちになりました。
普段交流の無い人や違う年代層の方とも、子供の話題を通すと会話が弾みます。それがひいては地域住民間の絆を深めていくことになるのでしょう。
子供は夫婦の仲をとりもち、つなぎ固める存在であるということで「子はかすがい」なんて言いますが、子供は夫婦だけでなく「地域のかすがい」でもあるのだなと、そんなことを思いました。
暑い中がんばった子供達や親御さん、総代さんや役員さんのお陰様をもちまして盛儀の内に祭典を執り行えました。みなさま本当に有難うございました。
思えば「子供」と同じく昔から「地域のかすがい」として機能してきたのが「まつり」であり「神社」でありました。
人々は神に農作物の豊作を祈願し、またその収穫を祝い、神に対する感謝を示すために、あるいは地域全体の繁栄を祈願するために「まつり」を行いました。そしてこのまつりが数少ない娯楽となり、楽しい時を共有し、また力を合わせて共同でまつりを成し遂げることによって住民相互の絆を深めました。
「神社」はそのまつりの中心であり舞台であり、地域を守護する「氏神」が鎮座する神聖な場であり、時には林野の共同利用や用水の管理等の集落の様々な問題を合議し解決するための寄合が開かれる場でもありました。
「昔」とはいっても永い歴史を見ればほんの少し前まで、神社は地域の中核であり、地域住民の絆をつなぎ固めるために欠くことのできない重要な「かすがい」であったのです。
しかし現在を見てみるとどうでしょう、神社は「地域のかすがい」足り得ているのか?
殆どの住民が農業に従事して同じような生活形態をなしていた時代とは違い、現代は実に多様な生活形態や価値観が共存する時代です。昔のように地域住民がこぞって神社に集い、まつりに熱を上げるということは難しいのかもしれません。
地域を守護する「氏神」と、これを共同で祭り、奉賛する「氏子」という関係も、現代の感覚では容易に受け入れられないのかもしれません。
しかしたとえ時代が変わったとしても、地域の中核であり地域住民の絆を深める存在であることが神社の重要な存在意義の一つであります。
もっと地域住民のみなさんが気軽に集える開かれた神社となり、もっと子供達の様に地域から愛され、地域の絆をつなぎ固める「地域のかすがい」としての機能を十分に発揮できるような神社となるために、一神職としてより一層頑張らなければと、真っ赤に日焼けしてヒリヒリと痛む頭で考えております。
おはようございます。
前回の投稿からまた間が空いてしまいました。
今日は九月(長月)のお朔日まいりの日です。
加えて当社の「風鎮祭」が斎行されます。
その名の通り、台風などの暴風や嵐による被害が無いように祈願する祭典です。
昔からの暦で台風がよく襲来する日として恐れられた「二百十日」である今日に合わせて古くから毎年行われている神事です。
当社の創建の由来に都への船旅中に嵐に遭って避難してこられた和気清麻呂公が、この地で八幡神に一心に祈願したところ、嵐が鎮まったという故事が伝えられています。
そのこともあり、毎年特別の思いを込めて祈願させていただいております。
この御祭りのために昨日からお宮に泊まり込みで参籠(さんろう)をいたしました。
徹夜で社殿を清掃し、社報を書くなどして過ごし、今に至ります。
これから潔斎して更に身を浄め、御祭りに臨もうと思います。
(権禰宜)
お久しぶりです。
約1か月ぶりの更新となってしまいました。
この1か月ほど公私ともにかなりバタバタいたしましたので更新が滞ってしまいました。
これからは徐々に更新の頻度を回復していきたいと思います。
さて、今日は境内にて8月1日の夏越し大祓(なごしおおはらえ)に向けて茅の輪(ちのわ)を奉製いたしました。
~夏越しの大祓と茅の輪とは~
人は常日頃の生活の中で知らず知らずの内にたくさんの罪や穢れをその身に受けてしまいます。
その状態のままでいますと、魂と心身の清浄な働きを狂わせて災いや病を招いてしまうと考えられています。
そこでその身に受けた罪・穢れを祓い清めて元の清らかな心身に立ち返るために、1年に2度、厳重なお祓いの神事を執り行います。これが大祓です。
2度の大祓のうち、夏に執り行うものを「夏越しの大祓」といい、この時に除災の力を持つといわれる茅で作った輪、「茅の輪」をくぐることによってお祓いをいたします。
今日は早朝より氏子・崇敬者有志の方々に御参集いただき、炎天下の中作業していただきました結果、例年以上に素晴らしく立派な茅の輪が出来上がりました。
まず刈り取ってきた茅を選別して、枯れた部分を取り除いて綺麗な葉だけにし、更に長いものと短いものなどに選り分けています。
御奉仕いただいたみなさんが、出来上った茅の輪の前でお祓いを受け、その後茅の輪のくぐり初めを行いました。
夏越し大祓祭は8月1日の9時より執り行います。
またそれからしばらくは拝殿前に掲げておく予定です。
茅の輪のくぐり方を説明した案内などを置いてありますので、ご参照いただきました上、ご自由におくぐりください。
茅の輪をくぐって罪・穢れを祓い清め、元気にこの夏を過ごしていきましょう!
(権禰宜)
さる十月十四日(月・体育の日)、別府八幡宮秋季例大祭、天候にも恵まれ大変な賑わいの内に執り行われました!
今年は色々と新しい試みも行われ、私も普段ご指導いただいております上田先生のご社中の皆さんによるお茶席が境内にて開かれ、更に珍しい灰形(はいがた・はいのかた)の展示も拝殿にて行われました。
更にダンススクール「Dandelien(ダンデリアン)」のみなさんによる奉納のダンスパフォーマンスでは、可愛い子供達やお姉さん達による創作ダンスが拝殿前にて繰り広げられ、お祭りに活気と華を添えていただけました!
毎年恒例の子供ずもう、そしてバザーやもちまきも大いに盛り上がり近年にないほどの盛り上がりの内にお祭りが斎行されました。
この賑わいを御覧になられ、大神様もさぞお喜びのことと思います。
御神威の益々の発揚と、皆様のご多幸を心より御祈念申し上げます!
去る5月12日は当社の春祭り(潮掻き祭)でした。
本殿での祭典後、御神輿が有帆公民館前の御旅所まで御神幸。
公民館周辺で開催された有帆市も好天に恵まれて盛況。
御神輿は午後四時頃御旅所より御本殿に還御されました。