昨日は月の半ば十五日の月次祭。朝早くから多くの方がお参りされました。
また当日は地元の中村自治会の方々がお集まりいただき、境内を掃き清めていただきました。
お陰様で御神域の清浄が保たれます。感謝感謝です。
私も月次祭奉仕後、中村自治会館の清掃に参加させていただきましたが、地域の人達と一緒に掃除をすることによりまして普段近くに住んでいてもなかなか顔を合わせる機会の少ない人とも挨拶を交わし、お互いの近況などの話が自然と交わされて地域住民相互の親近感を高め連帯感を強めることになることを実感致します。
いつまでもこういった取り組みが続けていけるように努力していきたいですね。
ところでこの夏の時期は草や樹木の生育が旺盛で、草刈りや樹木の刈り込みに毎日追われている人も多いことかと思います。
神社も鎮守の杜をはじめ、広い境内地を有しているというその性質上、この時期は日々草刈り・刈り込みに追われる毎日であります。
今回は参道のツツジなどの刈り込みをいたしました。
神主は神事を司る祭祀者であると同時に、神社という公共の礼拝所の管理人でもあると思います。
神様に喜んでいただけるように、そして参拝される方々が気持ちよく参拝出来る様に境内の清掃に努めるのが神主の職務だと信じます。
江戸時代に発布された、神社や神職に対する法令である『諸社禰宜神主法度(しょしゃねぎかんぬしはっと)』には
一、神社の小破せる時は、それ相応につねづね修理を加ふべきこと。 附 神社は、懈怠(ケタイ)なく掃除を申しつくべきこと。 という条文があります。 その意味は「神社が損壊した時には常に修理をし、常に掃除を怠らないこと」 というものですが、つまりは神社の修理・清掃は古来法律で義務付けられるほどに神職の責務であったのであります。 たかが掃除、されど掃除であります。 これからも神域の神聖さを保つべく、掃除に励んでいこうと決意するものであります。 (権禰宜)
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