昨日今日と山口県神社庁にて開催された第十七回中国地区社頭講演研修会に参加させていただきました。
中国地方五県からそれぞれ研修生が集まり、実習や講師先生からの講評をいただいて研鑽に励みました。
「神道は言挙げせず」といいまして、神社・神道の思想は言葉で語って伝えるのではなく、神職の日々の祭りに望む姿勢を氏子・崇敬者に見せ、その神明奉仕の姿から自ずと神道を感得せしめる……
……というのが神社界の昔からの態度でありましたが、時代の移り変わりにより情勢も変わり、人々の敬神の心も薄れ始め、インターネットなどで情報が氾濫する中、間違った神道観が蔓延る昨今。
現代では神主は積極的に神道を語り、多くの人に広く正確に神道を理解していただくよう努めることが時代の要請となってまいりました。
そのような時代でありますので神主さん達は研修に研修を重ねて、氏子さんや参拝された方々にどのようにしたら分かり易く正しく神道のことを知っていただけるのかを勉強しているのであります。
今年で三年連続参加させていただきましたが、今回も皆さんから大変意義深いお話も聞けて勉強になりました。
今回学んだことを生かせるようにこれからも精進していきたいです。
さて、研修が終わって昼過ぎに帰ってまいりましたが、昨日出来なかった分の境内の清掃を行った後、参道わきの畑にてジャガイモの二回目の追肥と土寄せを行いました。
去年はジャガイモ、失敗した上に収穫前にイノシシにやられてしまったのですが、今回は今のところ順調な生育ぶりのようです。
もうすぐ収穫出来ることでしょう。楽しみです。
(権禰宜)