先日6月3日、神社本庁主催による伊勢神宮式年遷宮記念行事として開かれた「自然環境シンポジウム」に参加させていただくために、今年二度目の伊勢に行ってまいりました。
このシンポジウムは世界各地の宗教団体が加盟する宗教的環境保全同盟(略称・ARC)の国際会議に併せて開かれたもので、全国の神社関係者を始め、各国・各宗教の宗教者が参加しました。
シンポジウム前半では三笠宮家の彬子女王殿下と高野山真言宗管長 松長有慶氏の特別講演を拝聴。
後半では松永管長と伊勢神宮禰宜の小堀邦夫氏、日本文学研究者のロバート・キャンベル氏を交えたパネルディスカッションが行われました。
他宗教や外国人からの視点なども交えた建設的な内容で、神道を根幹に据えた日本人の寛容な宗教観と、古来培ってきた日本人本来の自然と共生する生き方・自然観が世界に広まれば、地球規模の自然環境の保全や平和に繋がるという信念が更に強まりました。
その為には神道側からの世界への発信力をもっと高めていかないといけませんね。
神社・神道、そして日本は世界に誇るべき価値観を持っているのですから!
(権禰宜)